※9月21日追記:3ヶ月経った今のことも書きました!
コトの始まり
以前も書いた気がしますが、私は超がつくほどのインドア派です。友人から誘われたりしない限り休日等に出かけることもほとんどありませんし、一日中家にいても何の苦痛も無い人間です。
完全な運動不足のため、身体はヒョロヒョロで柔軟性はゼロ。少食なため太りはしませんでしたが、典型的な虚弱系の体をしています。ただ、これまでは時々「体が固いなー」と思ったり、座り仕事で足が疲れやすいかな?と思う程度でした。健康によくないのは分かっていたので一応ジムに通おうとした時もあったのですが、三ヶ月で挫折したりと、運動の習慣が身に付くことはありませんでした。
「まあ不健康な気はするけど、大きな支障は無いからいいかなー」と言い訳しながら運動から逃げてたのですが……最近になってついに異変が起きました。
原因はこの新型コロナウイルスによるテレワーク。私はパソコン仕事中心なので完全な在宅勤務となったのですが、1〜2週間ほど家からほぼ出ない生活を続けていたら歩くだけで脚が痛くなるようになりました。もともと腰〜お尻〜太ももの筋肉が固いのは知っていましたが、固さが限界に達し、日常生活に支障をきたし始めたのです。
「さすがにこれはマズイ……!」と焦りを覚え、朝のラジオ体操や簡単なストレッチをするように。すると、一週間もしないうちにテレワーク前よりも柔軟性がマシになったのです。
「おお、やっぱり数十分の徒歩(通勤のこと)だけじゃ足りなかったのか」とストレッチの効果に感動したのですが……久しぶりに外出すると疲労がすごい。ストレッチで柔軟性はマシになっても、体力は増えません。
そこで「体力を付けよう!」と一念発起。とはいえ、ジムは既に挫折済みだし、そもそもインドア派は外出するのも好まない。でもストレッチの効果を実感できたおかげでモチベーションが高めになった今なら……!
——と、長々と話をしましたが、こうした経緯から話題の2つのフィットネスゲーム、『リングフィットアドベンチャー』と『Fit Boxing(フィットボクシング)』を始めることにしました!
リングフィットアドベンチャーを遊ぶ
『リングフィットアドベンチャー』と『フィットボクシング』はどちらもNintendo Switchのゲーム。リングフィットは2019年10月18日、フィットボクシングは2018年12月20日に発売されています。
まず最初に始めたのは『リングフィットアドベンチャー』。ダイエットではなく体力/筋力の増強が目的なので〝筋トレゲーム〟とも言われるこちらに先に手を出しました。
リングフィットアドベンチャーは今でも品薄になる人気商品なのですが……実は私は発売直後に購入済みでした。しかもマイニンテンドーストア限定のDL版。でもなんとなく手が出ずに今まで半年以上放置していたのをようやくプレイです。
特製のリングコンと脚に付けたJoy-Conで動きを感知、ジョギングで道を進み、スクワットやバンザイプッシュなどの筋トレ動作で敵を倒すゲームです。リングコンはバネのようになっていて、押し込んだり引っ張ったりして腕も鍛えられます。詳細は公式ホームページの動画等を見てくださいね。
というわけで早速チャレンジ。ふむふむ、リングという相棒と共にドラゴという筋トレマニアの竜をぶちのめしに走るゲームなのか。思ってたよりしっかりストーリーがあるみたいですね。もう登場時点でマッチョ過ぎて勝てる気がしない敵ですが、まあRPGなのでこっちも成長するのでしょう。
初めは軽いジョギングでサクサク進みます。道中では敵が出てきてフィットバトルという筋トレモードに。筋トレは少し辛いですが、難なくクリア。まあまだ最初だし、いうてゲームだし……と思っていたのですが、その後に地獄が待っていました。
最初のステージを調子よくクリアしてそのまま第二ステージへ。これも少し疲れながらもクリアします。
そしてワールド1の最終ステージ、最初のドラゴ戦へ。この時点で結構疲れてましたが、「キリのいいところまでやろう」とドラゴ戦に挑戦……したのがよくなかった。
これまでと違い、休むことなくずっとフィットバトルが続きます。——予想を遥かに超えてキツい!いや、ドラゴの体力多くない!?全然減らないんですけど!?
左下のタイマーは今日のゲーム開始時からのタイマー。休憩時間等は進まないので実際に体を動かしている時間です。ドラゴ戦前から10分くらいは経ってましたが、ジョギングとかも含めての時間。それと比べると2分間も連続して筋トレだけをすることの辛さに体がもう限界です。
約5分間戦い続け、なんとか撃破したドラゴですが……もう身体が本当に限界。感動とか感じる暇なくすぐさまクールダウンへ。
この後はクールダウンとしてストレッチがちゃんとあるんですが……ここでめまいが。もはやストレッチをする力もなく、ダウン。冷静に考えると水分補給をしっかりしてなかった気がして即座にスポーツドリンクを飲んで落ち着きます。……でも、そのまま吐き気を催し、ちょっとだけ吐いちゃいました。
皆さんは始まる前と途中と終わりと、しっかり水分補給をしてくださいね。
と、初日は大変な思いをしましたが……二日目以降から水分補給をしっかりしたら気分が悪くなることもなくトレーニングを続けられています。腕の筋肉が特に弱いためか、バンザイプッシュとかの腕系のメニューがきついですね。鍛えたい部位なので積極的にやりたいのですが、後半は気持ちが折れかけることもしばしば。
でも、相棒のリングがずっと「いいね!」「イケてる!」「ツヤッツヤ!」とか声をかけてくれるので「なんとか頑張ろう」という気持ちにさせてくれます。励ましってやっぱり大事ですわ……。たまに「水分補給をしっかりね!」「リズムよく大きく動こう!」とか具体的なアドバイスをくれるのもグッドです。
そんなこんなで現時点では七日間続けられてます。最初より運動強度も少し上げつつ、今後の成長に期待です。
フィットボクシングを遊ぶ
そうしてリングフィットアドベンチャーは続けられそうな雰囲気がしてきた時に、Twitterであるツイートを目にします。ヘカトンさんという方の「フィットネスゲームで14kg痩せた話」というツイートです。
内容はリングフィットアドベンチャーとフィットボクシングを一年間続けてきた効果の話。これを見て、「リングフィットアドベンチャーとフィットボクシングは両立できるのか」と思ったのです。
実のところフィットボクシングは発売当時から話題になっていたこともあり、気にはなっていたゲームです。とはいえ、これまでは「どうせ続かないしなー」と思って買ってなかったのですが……今のタイミングならできるかも!と思い、DL版を購入。思い立ったら吉日派です。
『フィットボクシング』はインストラクターのお手本を見ながら、リズムゲームのようにパンチを打つゲーム。内容はシンプルですが、お手本になるインストラクターに豪華声優陣が起用されていることでも話題に。
選べるインストラクターは6人。最初から制限無く全員から選べます。
最初に登場するリンはCV:早見沙織さん、ブロンド美女のソフィはCV:小清水亜美さん、イケメン外国人のエヴァンはCV:中村悠一さん、ザ・マッチョのベルナルドはCV:大塚明夫さんと、声優に詳しくない私でも聞いたことのある名前がずらり。公式サイトには全員分のサンプルボイスやサンプルムービーもありますよ。
ちなみに大塚明夫さんはゲーマー的にはスネークの声……と言いたいところですが、個人的にはセガールの吹き替えの方がイメージが強かったり。セガール作品だけは吹き替えで見たくなるんですよね。
個性的なインストラクターたちですが、いつでも変更可能です。「今日は美人とゆるくやろう」とか「マッチョとスパルタエクササイズだ!」とか、その日の気分に合わせて変えるのも良さそうです。
というわけでレッツエクササイズ。とりあえずインストラクターはリンさんのままで始めました。
エクササイズは1日1回の「デイリー」と好きに遊べる「シングル」があるようです。日課にするなら「デイリー」でしょう、と早速チャレンジ。
ストレッチと軽めのエクササイズ1つだけと、初日なので軽めなレッスンのようです。
エクササイズは音楽のリズムに合わせて流れてくるアイコンの通りにジャブやストレート、フック、アッパーといった様々なパンチでシャドーボクシングをするもの。遊ぶ感じはリズムゲームのようなものですが、あくまでエクササイズなので難しいリズムとかは無いです。
最初は単発のジャブやストレートだけから、徐々にワンツーのコンビネーションなどに繋がるようにと、簡単な動きから複雑な動きへと順を追ってやってくれるので迷わずにできますね。インストラクターもお手本の動きを一緒にしてくれますし、迷ったらその姿を真似すればなんとかなります。リズムに合わせて動くってやっぱり楽しいです。
初日は余裕を持って終わり、いざ二日目。二日目はデイリーエクササイズの目標を設定するようです。エクササイズの目的や効果を求める部位、時間設定などができます。
私の目的はもちろん「体力強化」! 時間もオススメの範囲で長い35分にセット。前日の感じならいけるはず。全身しっかりエクササイズだ。
初日は軽いの1つだったのが、しっかりエクササイズ3つに。まあ疲れはしそうですが問題なし。レッツエクササイズ!
……いや、キツい! 予想以上にキツい! 二日目はアッパーやフックといった別の動きも増え、特にアッパーは体ひねって体沈めて下から上に腕を振る、と全身使いますわこれ。しかもサボった動きになると判定も悪くなりがち。しっかり動けてる方が良い判定がもらえやすい気がするのでゲーマー魂で本気で動き続けますが……。
「アッパーコンビ1」「初級コンビネーション1」をなんとか終え、最後は「ストレートコンビ1」。ジャブとストレートだけですが、既に身体が限界に近くそれでも辛い。
なんとか諦めることなく二日目のデイリー完了。疲れ切りました。腕がプルプルします。ちょっと想像以上でしたわ……。
そんな予想以上のキツさにびっくりもしましたが、エクササイズ自体は楽しいもので。もともとリズムゲームとか音楽にノるゲームが好きなのもあって、楽しく動けるのは間違いないですね。
それとエクササイズ中もインストラクターがほぼ休むことなく声をかけてくれます。これがすごくいいですね。数パターンの定形文の内容ではありますが、それでもこの声かけがあるおかげで頑張る気持ちが湧いてきます。リングフィットの方でも書きましたが、励ましって本当に大事。もし音楽だけで声かけが無かったら続けられる自信が無いです。
35分はキツくて翌日も腕がプルプルしちゃったので、三日目からは25分に変更。現在は四日目まできて、とりあえず三日坊主は回避しました。こちらも楽しくできてるのでこのまま続けられることに期待です。
そして追加アイテムも購入
そんなこんなで、まず一週間くらい経った今のところは楽しく続けられています。ただ、運動が目的のため、この先も長く続けていくことが重要です。ジムも三ヶ月で挫折してますし、このまま漫然とやるだけでは飽きる未来も見えます。
続けるコツは目に見える変化を感じることだと思うのですが、私の場合はダイエットが目的ではないため体重の変化は興味無し。むしろ筋肉が付いたら体重は増えるでしょう。とはいえ、〝体力が付いてきた〟ことを感じるのは難しそう……。
ということを考えた結果、新たなデバイスを購入しました!
タニタの体組成計、『インナースキャンデュアル RD-913』です。体組成計ということで、体重以外にも体脂肪率や体水分率など多様な数値を出してくれます。中でもこれを選んだ理由が筋肉量と〝筋質点数〟というのが測れるということ。筋質点数は筋肉の質を評価する点数だそうです。まあ精度とかその評価の信頼性とかはよくわかりませんが……どんなものであれ、体重以外の変化が見られる数値が欲しい、ということでこれを購入しました。
というわけで早速測定。ちょっと恥ずかしいですが赤裸々に結果を公開しましょう。
筋質点数は思ったより良い感じです。筋肉量は予想通り少ないようで。
気になったのは体脂肪率。一応標準の範囲ですが、21.3%は思ってたより高いです。まあ筋肉が無ければ脂肪の率が高くなるのは冷静に考えればわかりますが……こうやって数値で出るとわかりやすくて良いですね。
当座の目標は「筋肉量を増やし、体脂肪率を減らす」ことに決定。このフィットネスで筋肉量と体脂肪率の数値に変化が現れるのか? 今後の変化が楽しみです。
——というわけで、ゲームでフィットネスを始めたお話でした。今のところ、Twitterではやるたびにリザルトを上げるのをモチベーションの一つとしてます。このブログでも気が向いたら変化を報告したいですね。
Twitterでも結果を見なくなったら「あ、こいつ続かなかったな」と思っておいてください。口にはしなくて大丈夫です。そうなったら自分が一番わかります。
でも、そう簡単には諦めないぞ! 続くようにがんばりまーす!
※9月21日追記:3ヶ月経った今のことも書きました!
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