購入ボードゲーム紹介(アメリカ:スーパーマーケット編)

アメリカのスーパーマーケットで購入したボードゲームたちを紹介します!

先日の記事で紹介した通り、仕事でアメリカのミシガン州、アナーバーの町に出張に行ってました。その様子は下の記事で。

その出張中に現地でボードゲームを買いました!わりと大量に。日本では見かけなかったりまだ未発売だったりと珍しげなものもあります。おかげで持ち帰るのが大変でしたが……。

と、いうわけで今回はそんなアメリカで買ってきたボードゲームの紹介です。meijerという巨大スーパーマーケットと、Vault of Midnightというコミックとボードゲームの専門店の2ヶ所で買ったので、お店毎にまとめます。こちらの記事ではmeijerで買ったものをご紹介。Vault of Midnightで買ったものは下の別記事でご紹介。

なお、まだ開封しただけでまともに遊んでません。ルールとコンポーネントを見ただけのざっくりとした紹介になってますのでご了承ください。遊んで面白かったら、また個別に紹介しますね。

meijer編

駐車場も含めて異常に広い巨大スーパーマーケット。さすがアメリカ。

巨大スーパーマーケット、meijerで買ったものから。出張の記事でも書いたように、専門店ではないので家族で遊べそうなパーティーゲームらしきものが中心。ただ、言葉を扱うゲームの英語版は遊べる気がしないので避けつつ、日本では珍しそうなものを選んできました。

というわけで順番にご紹介!

BANANAGRAMS

バナナ型の入れ物がキュート
  • ゲームデザイナー:Abraham Nathanson
  • パブリッシャー:Bananagrams, inc.
  • 発売年:2006年頃?
  • プレイ人数:1〜8人
  • プレイ時間:〜30分
  • 対象年齢:7〜107才

バナナ型の入れ物ってだけでインパクトのある「BANANAGRAMS(バナナグラム)」。その中身はというと……。

美味しい果実……ではなく大量のタイル

アルファベットが書かれたタイルがたくさん。この辺で察しの良い方はお気付きでしょうが、このタイルたちを使って英単語を作っていくゲームです。ついさっき「言葉を扱うゲームの英語版は遊べる気がしない」と言ったそばからこれですが、インパクトに負けました(笑)。

商品名に含まれる「ANAGRAMS(アナグラム)」は文字を並べ替えて語句を作ることを指します。日本でもよくある遊びですね。このゲームは“Word-race game”と銘打たれていて、手番などは無くとにかく他のプレイヤーよりも早く自分の持つ全てのタイルを使ってクロスワードのようにタイルを並べることを目指します。

最初は全144枚のタイルを裏向きで机に置いて「Bunch(バナナの房)」を作り、そこから人数に応じて11〜21枚の初期タイルを裏のまま引きます。

真ん中の伏せたタイルの山が「Bunch」左右のタイルが各プレイヤーの初期タイル

手番等は無いので、誰かの「Split!(分けろ!)」の合図で一斉にスタート。全てのタイルを並べ、いち早く完成させたプレイヤーは「Peel!(皮剥き!)」と叫びます。この場合、全員がBunchからタイルを取ることになり、そのまま増えたタイルと共にゲームを再開します。

うまく単語を並べられたら「Peel!」と高らかに宣言しよう

もし手持ちのタイルでどうしても使い切れない場合、「Dump!(捨てる!)」と宣言すればタイル1枚をBunchに戻せますが、代わりに3枚引くことに。

どうしてもQの使い道が思いつかない……そんな時は「Dump」で捨てよう。タイルは増えるが言葉は作れるかもしれない。

こうしてBunchのタイルが減り、枯渇した後で最初に全てのタイルを使った配置を完成させたら「Bananas!(バナナ!)」と宣言して勝利! “Top Banana”(?)として表彰されるのです!

…ただし、完成した配置に間違いがあると “Rotten Banana(腐ったバナナ)”と呼ばれる不名誉さも。バナナは腐る前に食べ切りましょうね。

上はスペルミス、真ん中は固有名詞、下は省略語。これらは全て腐ったバナナになってしまうので注意。

英単語のボキャブラリーが試されるこのゲーム、買ったはいいけど遊べる気はしてません(笑)。でも、いつかはこれで遊べるくらい英語ができるようになりたいなあ。

Catan

ドイツゲームといえばこれは絶対外せない。「カタン」!
  • ゲームデザイナー:Klaus Teuber(クラウス・トイバー)
  • アーティスト:Michael Menzel
  • パブリッシャー:Catan Studio, Inc.(オリジナルはドイツのコスモス社)
  • 発売年:2016年(第5版。コスモス社の初版は1995年)
  • プレイ人数:3〜4人
  • プレイ時間:60分
  • 対象年齢:10才〜

もはや説明不要の超有名ゲーム。いわゆる「ドイツゲーム」を遊んでてこれを知らない人はいないでしょう。紹介終わり。

…というのも寂しいので少しは紹介。プレイヤーは未開の島、カタン島の開拓者となって開拓地や都市を築き、道を拡げ、誰よりも島を発展させることを目指します。

例えばこんな感じのカタン島ができます。真ん中の灰色のコマは盗賊コマ。

道や開拓地を作るには資源が必要です。例えば道を作るには木と土が、開拓地を作るには木、土、羊、麦が必要です。都市は麦x2と鉄x3の資源を使うことで開拓地をアップグレードして建設します。

カタンで使われる5種類の資源

こうした資源は、ダイスの出目によって産出される場所が決まります。2個のダイスを振り、例えば合計値が9なら9の土地から資源が産出されます。この時、9の土地の周りに開拓地か都市を建てているプレイヤーは(自分のターンでなくても)その土地の資源を得られるのです。例えば下の写真であれば、8が出れば左の開拓地から木を1枚、4が出れば右の都市から麦を2枚(都市は2倍の資源を得られる)を獲得できます。

関係ないですが、この極限までアイコン化されたこの開拓地と都市のコマが個人的には結構好きです

道や村を作るのに必要な資源(木や土など)が出る場所はダイスで決まりますが、このダイスがくせもの。2個の出目の合計なので確率的には6か8が出やすい(7は盗賊なので除外)はずですが…例えば8の場所の周りに村を建てると出るわ出るわ6の出目。なぜか連続する12や3などの低確率出目。そして8は出ない。誰もが経験する、確率は所詮確率だと思い知らされる瞬間です(と私は思ってます)。

自分が青プレイヤーなら「ふふふ、8が出れば木がガッポリ——ってまた6かよー!」となる。大体連続で出る。
「ようやく8が出た……って誰だ盗賊置いたのはー!」(盗賊がいる土地からは資源が出ない)

しかし決して運ゲーではないのがカタンの良いところ。他人との交渉によって資源を交換できるのです。相手の欲しい資源を想像し、win-winな取引と思わせつつ相手の一歩先を行く——そんな戦略こそがカタンの勝利を導きます。

ダイスの運と戦略性のバランスが良いことがカタンをベストゲームたらしめていますが…さらにカタン島の盤面はゲーム毎に自由に組み換えることができます!これによって毎回違った戦略を楽しめるのもリプレイ性の高さに寄与してるのは間違い無いでしょう。

さて、こんな超が付くメジャーゲームを、ボードゲーマーを自称する私がなぜ今更買ったのか?

……実は今まで通常版のカタンを持ってなかったのです。これまで持ってたのは、初めて買ったポータブルカタンと俗に黒カタンと呼ばれるカプコン版のものしか持ってなかったのです(ドイツゲームが日本で全く無名だった2002〜2004年頃にカプコンがカタン日本語版の販売権を取得していた頃の物)。これはこれで珍しいものの、どちらもタイルがいくつかくっついた塊になっていて、1枚ずつバラバラで組み合わせられる通常版よりマップの自由度が低いものでした。

今まで所有していたポータブルカタン(右)と黒カタン(左)。どちらもカプコン製です。

とはいえその自由度のためだけにさらにカタンを買う踏ん切りが付かなかったのですが、今回はアメリカに来た記念も含めて購入。ついでに言うと、以前大学の後輩(ボードゲーマーでは無い)がアメリカに行った時のお土産としてアメリカ仕様のカタンの5〜6人拡張を買ってきてくれたのが眠ってまして。遊べなかったそれも使えるのでちょうど良いと思ったわけです。

後輩が買ってくれていた5〜6人拡張。ようやく遊べるぜ。

せっかくなのでそのうち6人プレイのカタンは遊んでみたいな。

The CAT Game

割とホラーなパッケージ
  • パブリッシャー:Spin Master Ltd.
  • プレイ人数:3人〜
  • 対象年齢:16才〜

Spin Masterという子供向けおもちゃのメーカーが製作したパーティーゲームで、名前の通り猫を使ったお絵描きゲーム。Drawer(絵を書く人、この記事では仮に画伯と呼ぶことにします)が猫の写真を使ってお題の絵を描き、他の人がお題を当てるという言ってしまえばよくあるお絵描きゲーム。

……先に正直に言っておくと、パッケージのインパクトにやられて買いました(笑)。まあまあ長い毛でデカデカと「CAT」と描かれてるのを見て笑ってしまったので。ちなみに毛深いのはこのパッケージだけで、ゲーム中には毛深いものは一切出てきませんよ!

想像以上に長い毛が生えているパッケージ

さて、お絵描きゲームで大切なのがお題。この『The CAT Game』では以下の3つのCATegoryに分かれています。

  • fLICKS:映画
  • PURRsons & PURRfessions:有名人、有名キャラクター、職業名
  • CAT-tivities:アクション、活動

読んでるともう内容とかどうでもよくなってきて、「とにかく猫要素と絡ませたいんだな!」と突っ込むことしかできなくなってました(笑)。英語なので一応解説すると、

  • CATegoryCategory:種類 x Cat:猫
  • fLICKSFlicks:映画 x Lick:舐める
  • PURRsonsPersons:人 x Purr:猫が喉をゴロゴロ鳴らす
  • PURRfessionsProfessions:職業 x Purr:猫が喉をゴロゴロ鳴らす
  • CAT-tivitiesActivity:活動 x Cat:猫

と、大文字のところが猫要素の英語になってます。こういうダジャレみたいなのって英語でもやるんですねー。どう発音するべきかは不明です。

CATegoryカードは上からfLICKS、PURRsons & PURRfessions、CAT-tivitiesの3種類。最近のゲームなのでトランプさんも。

……えーっと、何の話でしたっけ。ああゲーム内容の続きですね。プレイヤーの中で画伯となった人が他のプレイヤーに見えないようにお題カードを引いて、好きなCATegoryを選んで宣言します。その後がこのゲームのポイント、お題の絵を描くのに使う猫ちゃんの写真を選びます。

ゲームには18枚もの様々な種類、様々なポーズをした猫たちの写真が用意されています。画伯はここから最低でも1枚の猫を選んで、お題の絵を描くのに使わなければいけません。これを使わないと本当にただのお絵描きゲームになってしまいますからね。1枚以上なので、お好みなら2枚でも3枚でも使ってOKです!

たくさんの猫の写真を使って絵を描こう!

画伯が使う専用画板は板の上にクリアシートが留められているので、猫をクリアシートの下に入れて、そのクリアシートの上に自由に絵を描いていきます。

こんな感じでクリアシートの下に猫、上にお絵かきをします。

もちろん言葉や文字を書くのは禁止です(記号や数字はOK)。喋ったり音を出したりと絵以外のヒントを出すのも禁止です。そして最重要なのが猫があなたの絵の一部を担うこと!
ここがこのゲームにおける画伯の腕の見せ所でしょう(笑)。

他の人はその絵を見てお題を推測し、いち早く当てたプレイヤーが得点としてお題のカードを受け取ります。その後は時計回りに画伯を交代していき、先に5枚のカードを獲得したプレイヤーが勝利です。

ちなみにこれは何を描いたでしょう? CATegoryはfLICKS(映画)です。

ゲーム全体に製作者の猫愛が感じられるこの一品。自分で猫を飼ってる人なんかは愛猫の写真を切り取って使ったら楽しいかもしれません。犬好きだったら愛犬とか、他の動物の写真を使っても面白いかも? ゲーム的には何の問題もないですしね。

まあ問題はお題がアメリカのそれということでしょうか。映画もそうですが、特に有名人はわからない人も多い。最近は日本語版が出るようになってお題も日本用に変えてくれるようになりましたが、この辺は昔の輸入・ルールのみ翻訳で遊んでた頃の苦労を思い出します。

ちなみに2チームに分かれて同時に描いて当てあう「チームキャッツ」というルールもあります(上のは「ソロキャット」というルール)。というわけで、適者生存やりたい放題の大騒ぎのパーティーゲームの紹介でした!(どちらもルールブックにあった言葉ですよ?)

※上の画像の正解は「ジョーズ」でした。

Dragonwood

ザ・ファンタジーな世界観
  • ゲームデザイナー:Darren Kisgen
  • イラストレーター:Chris Beatrice
  • パブリッシャー:Gamewright
  • 発売年:2015年
  • プレイ人数:2〜4人
  • プレイ時間:20分
  • 対象年齢:8才〜

冒険者となって神秘的な森、Dragonwoodに入り、助けとなる魔法のアイテム(エンハンスメント)を手に入れ、獰猛なクリーチャーの群れを討ち倒すゲーム。そのためにカードをプレイしてダイスを生み出し振るうのだ!

というわけで、カードとダイスを使ったゲームです。冒険者であるプレイヤーたちはこの森でより多くのクリーチャーを打ち倒し、より多くの勝利点を得ることを目指します。

上で広げているのがAdventureカード、その中にある緑、紫、オレンジ背景のカードがDragonwoodカード

コンポーネントは実にシンプル。使うのはプレイヤーの手札になるAdventureカード、クリーチャーやエンハンスメントが待つDragonwoodカード、そして6個のダイスだけ。各プレイヤーの初期手札はAdventureカード5枚、そしてDragonwoodの山からは5枚のカードがLandscape(ランドスケープ:景色)に表向きで並べられます。ランドスケープにランダムに現れるクリーチャーやエンハンスメントを取ることを目指していくことになります。

セットアップの状態。真ん中のDragonwoodカードの並びがLandscape(ランドスケープ)です。

自分の手番でできるアクションは下記の2つ。このうちどちらか1つを実行できます。

  • リロード:Adventureカードを1枚引く。
  • キャプチャー:Landscapeのカードを取ることに挑戦する。

「リロード」アクションは手札補充です。基本的に1枚引くだけですが、運良くLucky Ladybugs(幸運のテントウムシ)を見つけた場合は2枚引くこともできます。引き終わったら高らかに「リロード!」と宣言して手番を終了しましょう。

幸運のテントウムシ

このゲームのメインは「キャプチャー」アクション。これは手札のAdventureカードを使ってランドスケープにあるクリーチャーやエンハンスメントのカードの獲得に挑戦します。キャプチャーに挑戦するにはカードをプレイする必要がありますが、Adventureカードには色と数字の要素があり、キャプチャーの方法によってプレイするカードが異なります。カードのプレイの仕方(キャプチャー方法)は以下の3種類。

  • Strike(打撃):数字が連番になるカードをプレイする。(色は自由)
  • Stomp(踏みつけ):同じ数字のカードをプレイする。
  • Scream(恐怖を与える):同じ色のカードをプレイする。(数字は自由)

キャプチャー方法を宣言してカードをプレイした場合、方法に関わらずカード1枚につき1個のダイスを振ります。例えばStrikeで数字が3,4,5,6の4枚のカードを出したら4個のダイスを振れるわけです。ダイスは少し特殊で、1・2・2・3・3・4と出目の最大は4。この振ったダイスの出目の合計値がキャプチャー対象の耐久値(難易度)以上になればキャプチャー成功、使用したAdventureカードを捨て札にしてランドスケープのカードを獲得します。残念ながらダイスの合計値が難易度未満だった場合はキャプチャー失敗です。使ったAdventureカードは手札に戻りますが、クリーチャーの反撃(エンハンスメントならミスによるケガ?)として手札を1枚捨てることになります。

上からStrike、Stomp、Screamのカードプレイの一例。この場合、Strikeは4個、Stompは3個、Screamは5個のダイスが振れます。

クリーチャーもエンハンスメントもキャプチャー方法によって難易度が異なります。カードの右下にあるのがキャプチャーに対する難易度で、上から順に剣マークはStrike、靴マークはStomp、顔マークはScreamに対する難易度になります。基本的にはStompは数値が低めです。これはカードは5色で1〜12の数字が1枚ずつなので、そもそも同じ数字を揃えるのが難しいからでしょう。ただクリーチャーによっては特定の方法に弱かったり強かったりと違いがあるので、どのカードをどう消費していくかも戦略のポイントになりそうです。

左のAngry Ogre(怒れるオーガ)はStompに弱いが、右のGrumpy Troll(気難しいトロール)はStompに強い

……しかし! どんな出し方をしても最後はダイス勝負!
2個で8を出すこともあれば、5個使って7しかでないこともあるのがダイス。堅実にやるも己のダイス運を信じて賭けに出るも自由。その勝負は豪胆か無謀か、決めるのはあなたのダイス運だ、というのが楽しめるのであれば、このゲームはかなり楽しいと思いますよ?

そしてDragonwoodカードの山には2体の竜が待ち受けています。この2体の竜を討ち倒したらゲーム終了、倒したクリーチャーの合計勝利点が多いプレイヤーの勝利です。

待ち受ける最強の竜たちをキミは打ち倒せるか!?

Dragonwoodの山にはイベントカードもあり、様々な出来事がプレイヤーたちの冒険を彩ります。時に堅実に、時に大胆に。ダイスの出目に一喜一憂しながら冒険を楽しむゲームです!

イベントカードの例。嵐になったり穏やかな日になったりと冒険してればいろいろあります。

The Oregon Trail: Journey to Willamette Valley

時は1848年。牛で引く幌馬車で、家族と共に3500kmの旅路へ!
  • ゲームデザイナー:Daryl Andrews
  • イラストレーター:Tyson Johnson, Dezzi Smith, Jordan Burke
  • パブリッシャー:Pressman Toy Corporation
  • 発売年:2018年
  • プレイ人数:2〜4人
  • プレイ時間:(記載無し)
  • 対象年齢:14才〜

オレゴン・トレイル——それは19世紀、西部開拓時代のアメリカで数多の開拓者たちが通った道。約3500km——大陸の半分にも及ぶ距離の危険な旅に、多くの人々が新たな土地での新たな生活を求めて旅立ったのだ。

というわけで、『The Oregon Trail: Journey to Willamette Valley』は、1848年のアメリカ大陸を舞台に新生活を求める開拓者となり、オレゴン・トレイルを家族と共に旅するゲームです。出発地点はミズーリ州のインディペンデンス、旅の目標地点はタイトルにある通りオレゴン州のウィラメットバレー。4人の家族を幌馬車に乗せてオレゴン・トレイルを進んで行きます。

オレゴン・トレイルのボード。左が出発地点のインディペンデンス、右が目標地点のウィラメットバレーです。
プレイヤーたちの幌馬車コマ。無事にウィラメットバレーに辿り着けるのでしょうか……?

ただし、ただ進めばいいわけではありません。新たな土地での新生活にはお金が必要です。それに、生活を共にするべき家族が道中で亡くなっては意味がありません。そのために、あなたは道中で物資を売買し、時には狩猟をして食べ物を得て、家族の健康を守りつつお金を稼ぎながらウィラメットバレーを目指すことになるのです。

各自のプレイヤーマットには幌馬車が描かれています。5の面が上になったダイスがそれぞれあなたの4人の家族を表します。

ウィラメットバレーへ向かう道は上の画像の通り4行12列のマス目によって構成されます。プレイヤーは道となるトレイルタイルを配置しつつウィラメットバレーへと向かいます。配置したトレイルタイルには砦や町が出ることもあり、そうした場所では家族を養う肉や狩猟に使えるピストル、冬を越える冬服などの物資を買うことができます。また、これらの売却価値は変動するのでうまく売買すればお金を儲けることもできるのです。
他にも渡るのに危険が伴う川や寒い冬の大地、動物たちが潜む狩猟ポイントなども出てきます。旅の道中で出会うそうした場所を使ってお金を稼ぎ家族を守り、養いながら旅を続けます。

トレイルタイルたち。道中で出会う場所を表します
こんな感じでスタート地点からトレイルタイルを配置して進んでいきます。

しかし、旅には災難がつきもの。毎回手番の初めに「Calamities(災難)カード」を引かなければいけません。そこにはこれから起こるであろう災難と、それを回避する術が書いてあります。強盗に襲われる、急な寒さに凍える、そして赤痢——こうした災難を回避できなければ家族が怪我をしたり、時には命を失うこともあります。中には回避不可能な災難も。それほどオレゴン・トレイルの旅は危険なものなのです。

Calamities(災難)カードの一例。下の段の墓石が描かれたカードは全て家族が死んでしまう災難です。

自分の手番でできることは基本的に5つ:
移動、狩猟、購入、売却、ヒッチハイカーを拾う、の中から自由に3回のアクションが行なえます。

ヒッチハイカーは町で時折拾うことができて、一緒にウィラメットバレーに到着できれば多くのお金を稼ぐことができますが、簡単に死にます。家族はいわゆるHPが5点あるのに対し、ヒッチハイカーは1点。ちょっとした寒さや川での転落ですぐに亡くなるので気をつけて運びましょう。

道中で森を見つければ狩猟のチャンス。狩猟ではピストルやショットガンを使って肉を手に入れるための狩りに挑みます。ターゲットは小さなリスから巨大な熊まで。それぞれの動物には1〜6の数字が振られていて、他のプレイヤーが山から引いて手に持ったカードが何の動物か(何の数字か)を当てることができれば狩猟成功。肉をゲットできます。ただし、カードの枚数にはばらつきがあり、肉が1個だけ取れるリスは8枚もあるのに対し、肉が6個も取れる熊はたったの1枚。狩猟の成功はあなたの直感にかかっているのです。

右のタイルにある木のマークが狩猟ポイント。左の狩猟カードの動物たちを狩って肉を手に入れよう。

町や砦では様々な物資を購入・売却できます。物資はお金を稼ぐための売買品であると同時に、旅の役に立つ品々でもあります。ピストルやショットガンを持てば狩猟の助けになりますし、薬があれば家族の健康を回復できます。冬の大地を安全に抜けるには冬服が必要ですし、災難に備えるにはスペアパーツもあると便利でしょう。

しかし、幌馬車の積載にも限界があります。そこでお金を使って幌馬車の荷車を大きくしたり、より遠くまで進めるように追加の牛(幌馬車は牛に引かれてます)を買うこともできます。でも勝利条件はお金の多さ……悩みどころになりそうです。

誰かがウィラメットバレーに到着したらゲーム終了、最後はウィラメットバレーまでの距離や家族の健康具合等をお金に換算し、最終的に多くのお金を持っているプレイヤーの勝利となります。

コンポーネントの内容を見ててとにかく辛いのが災難カード。大半が回避できないと家族が死にます。
例えば、

  • Bandits(強盗)→ 100ドル払うか砦に入らないと家族が死ぬ。
  • Broken Wheel(車輪の破損)→ スペアパーツを使うか町に入らないと家族が死ぬ。
  • Dehydration(脱水症)→ 川タイルに乗るか町に入らないと家族が死ぬ。

パッとみた感じでは3枚に1枚は回避できないと家族が死にます。何枚かは健康を1点か2点失うだけのものもありますが、その方が珍しいです。一応肉や薬が手に入るような良い効果のカードもそこそこありますが……それだけオレゴン・トレイルの旅は危険だということを表していると言えますね。

悲しいことに亡くなった家族は置いていくしかありません。墓石の面を上にして幌馬車からボード上に移されます。

でも、無事にたどり着ければそこに待つのは新生活。アメリカンドリーム。
皆さんも新天地を目指してオレゴン・トレイルを進みましょう!

Pictionary Air

もうパッケージを見ればどんなゲームか大体分かりますよね?
  • パブリッシャー:マテル
  • 発売年:2019年
  • プレイ人数:2チーム(4人以上かな)
  • プレイ時間:設定次第
  • 対象年齢:8才〜

超有名お絵かきボードゲームとして『ピクショナリー』をご存知の方は多いはず。なかなか再販されず、一時期は超プレミア価格になっていた時もありました。——そんなピクショナリーが、最新デバイスの力を使って進化(?)を遂げた! 今度は紙ではなく、空中にお絵かきだ! 『Pictionary Air』の紹介です。

箱の中には謎のペン型デバイス

パッケージを開けると出てくるのは(開ける前から見えてるけど)謎のペン型デバイス。電源を入れると先端が赤く光り、ボタンを押すと緑色に変わります。中に入ってるのはこのペン型デバイスと両面仕様のお題カードの束だけ。さてさてどう遊ぶのかというと……?

使うのはスマートフォンかタブレット。これにPictionary Air専用のアプリをインストールします。次に絵を描く人、ピクチャリストを決めましょう。その人はペン型デバイスを持って立ちます。そしてアプリを起動してカメラをピクチャリストに向けましょう。ピクチャリストがカメラの前でペン型デバイスを動かすと、

左にあるのがアプリを起動したタブレット。右にいるピクチャリストがカメラの前でペン型デバイスを動かすと……?
画面の中に線が描かれる!!(ちなみにメガネを描こうとしました)

画面の中に絵が描かれるのです!

こうして画面の中——空中にお題の絵を描き、チームメンバーにお題を当ててもらうという実にシンプルなお絵描きパーティーゲームです。

今までと違うのは空中に描いた絵に対して、ジェスチャーのヒントを加えることができるということ。傘の絵を描いたら柄を持ってその下に隠れるような動作をしたり、頭の位置に帽子を描いたら帽子のツバをつまんでみたり、表現方法はいろいろあります。

言葉で表現するのは難しい、ということでトイザらス公式による宣伝動画をどうぞ。

トイザらス ‐ ピクショナリー エアー
トイザらス公式による「ピクショナリー エアー」(日本語版)の紹介動画

お題カードには5つの言葉が書かれていて、自由な順番で描いていきます。チームメイトが1つの言葉を当てたら1点獲得。次の言葉を書いて、と繰り返して時間内に解答できるだけ解答します(つまり一度に最大5点獲得できる)。時間切れになったら交代です。
基本的には2チームに分かれてのチーム戦。交代でプレイして、10ラウンドでゲーム終了。獲得した点数が多いチームが勝利です。

お題カードには5つの言葉。日本語版はちゃんと日本語のお題カードがあるのでご安心を。

「ジェスチャーもOKなら簡単じゃない?」と思いますが……意外と難しいのが空中に描くこと。なにせ描いた絵は画面の中にしか映りません。そしてピクチャリストは画面が見えない。つまり、自分の描いている絵が見えないまま描かなければならないのです。これは思ったより難しいのでは……まだちゃんとしたプレイはしてませんが。

ちなみに外箱はデカいですが、中にペン型デバイスとお題カードをキレイにしまう箱が入っているので、置き場所はとりません。動画の通り日本語版も出てるので、大人数で遊ぶパーティーゲームが好きな方にオススメだと思います!

外箱の半分以下のサイズの箱にしまえます。

……というわけでmeijer編はここまで!
長くなったのでVault of Midnightで買った物は別の記事でご紹介。ぜひそちらもご覧ください。

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