初めてのアメリカ!(ミシガン州アナーバー)

先日、仕事でアメリカへ二週間弱の出張に行ってました!
初めてのアメリカということで仕事とはいえドキドキワクワク。しかも同行者もいない寂しい一人旅。

成田空港からデトロイト空港へ

向かうはミシガン州のAnn Arbor(アナーバー)という都市。アメリカでも歴史のある名門ミシガン大学がある場所でもあります。行ってから知りましたが、アメフトの名門大学でもあるそうですよ。

アメリカは日本とは比べ物にならないくらい広く、また都市間の交通手段も限られているので空港からはレンタカーを借りての移動です。初めての左ハンドルに右側通行……は意識するからどうにかなるもので。むしろ普段無意識で操作しているウインカーとワイパーが逆になっている方が曲者で、レンタカー屋から出て曲がるときにまずワイパーを動かして焦るという(おそらく)定番の実績をクリアしてのスタートです。

平坦で長い道をひたすら走ります

会社指定のホテルはシンプルでキレイな造りで問題無し。プールなんかもついてましたが、それより私の興味を引いたのは小さなゲームコーナー。フーズボールや日本ではサッカーでお馴染みの操作方法で遊ぶアイスホッケーゲーム、少し怪しげなアーケードのビデオゲームにピンボールと見てるだけでもワクワクするものがいっぱいです。特にフーズボールは遊んでみたかったんですが、一人旅で対戦相手がいないので叶わず。ピンボールはプレイしましたが、ガチャガチャしていると筐体が振動したりとレトロながら今でも楽しいものだと実感しました。あまり暇がなかったけど、もうちょっと遊びたかったなー。

ゲームコーナーを発見!

もちろん第一の目的は仕事。毎日きちんと仕事をこなしましたが——勤務時間外は自由!
というわけで行動可能な範囲でちょっとした観光もしていました。

海外に行くとまず考えるのが食事。せっかくアメリカに来たし、アメリカらしい飯を食べようとアナーバーで夜ご飯を選んだ結果は下記の通り。

  1. 会社の人とミディアムレアステーキ(写真無し)
  2. マクドナルドでクオーターパウンダー
  3. 会社の人に誘われてのリブステーキ
  4. マクドナルドでビッグマック
  5. ステーキハウスで牛ステーキとチキンステーキのコンボ
  6. 街中の小さなレストランでフライドポテトと骨付きチキン
  7. 街中のピザ屋で買ったピザ(とコーラ)
  8. 会社の人に誘われてのステーキ、他

……もうほぼ肉です。注文も気を付けないと容赦無く巨大な肉が出てきます。肉よりも問題なのが飲み物。当たり前のように中ジョッキくらいのサイズでコーラが出てきます。アメリカ人が太るのも納得。
でも美味しいのも事実で、なんだかんだと飽きずに食べ続けてました。お米が恋しくなることもなく、お肉生活を楽しみましたよ。(おかげで日本に戻ったら2kgほど体重が増加しましたが……)

今回の出張はフリーな土日もあったので、一日使ってイリノイ州のシカゴまで遊びにも行きました。片道四時間のドライブは疲れましたが、アナーバーとは違うビルが建ち並ぶアートの都市は刺激的でとても楽しかったです。


さて、海外でのもう一つの楽しみと言えば買い物!
まずは必要物品の購入のために現地の大きなスーパーマーケットへ。

meijer(マイヤー)

中に入ると想像以上の広い空間。というか日本でイメージするスーパーではないですね。どちらかというとホームセンター。食材や生活用品以外にペット用品、アウトドア用品、車関係、電子デバイス、テレビ、ゲーム、本、おもちゃ……もうこのお店だけでいいんじゃないかというくらいありとあらゆるものが売ってます。ちょうどハロウィンが近かったこともあり、ハロウィン用の特設コーナーもありましたよ。

こういうお店に来れば気になるのはもちろんゲームコーナーとおもちゃコーナー。ゲームコーナーは日本でもお馴染みのゲームの英語版があるだけでしたが、おもちゃコーナーはアメリカらしさを感じるものも。

スーパーのおもちゃコーナーということでおそらく基本的には子供向けなのかパーティーゲームらしいものが並んでいますが、定番はやはり「モノポリー」。「フォートナイト」や「デッドプール」など様々なものとコラボしたモノポリーが置いてありました。日本でいうとこの「人生ゲーム」的立ち位置なんでしょうね。

写真に入ってないところ(左側)にもモノポリーがたくさんありました

気になる“ドイツゲーム”的なボードゲームではやはり「カタン」は当然のように棚に。その隣には「D&D」のスタートセットがあるのはアメリカらしい。他にわかるところでは「コードネーム」や「テレストレーション」といったところ。その他の見知らぬゲームも箱の説明を見ましたが、ほとんどが会話や言葉を扱うゲームのようで、やはりパーティーゲームが中心のようでした。

ちらほらと日本で見たことのあるものも

そして我慢できずに買ってしまったのがこちら!

買っちゃった☆

ド定番の「カタン」にロゴに毛が生えてる「CAT」など。「ピクショナリー Air」は日本語版が出てるようなのでそっち買った方がいいかなと思いつつ、つい勢いで……反省はしていない。まだ全て開封できてないので、これらの細かい紹介はまた別の記事で。

※2019年11月26日追記:meijerで購入したボードゲームの開封紹介の記事を投稿しました。下の記事をぜひご覧ください。

スーパーマーケットでボードゲームが買えて少し幸せな気分になりつつも、ちょっと物足りない気分。もっと色々なボードゲームが置いてある店は無いのかなと調べてみたところ……ありました。アナーバーの中心付近、一件だけボードゲームを取り扱う店があるようです。もちろん帰国になる前に急行です。

ステキな外観のお店は「VAULT OF MIDNIGHT」

お邪魔したのは「VAULT OF MIDNIGHT」というお店。訳すなら「深夜の地下金庫室」とかかな?
なんとも雰囲気たっぷりでステキな名前のお店だなと思いつつ、店内に入ります。

看板の店名の下にもあったようにマンガも取り扱うお店で、一階は漫画コーナー。なんと入って一番手前の棚には日本のマンガの英語版が。全然知らなかったんですが、最近のマンガの英語版も出てるんですね。「ワンピース」や「ドラゴンボール」、「ジョジョの奇妙な冒険」などが人気なのは知っていましたが、「ダンジョン飯」や「東京喰種トーキョーグール」、「魔法使いの嫁」、「はたらく細胞」などかなり最近のマンガも翻訳されて出ていてビックリ。記念に何巻かお土産に買っちゃいました。多分読めないけど。

読めるわけでも無いのに買ってしまうのはコレクターのサガ

一階にはちょっとしか見当たらないボードゲームでしたが、店内に地下に進む階段を発見。一瞬入っていいのか躊躇しながらも恐る恐る階段を降りていった先にあった光景は……。

デデーン!

ボードゲーム!!

恥ずかしながら実際に「おお……」と声が漏れるくらい興奮しました。
趣のある地下に大量のボードゲームですよ?
もう雰囲気だけでも御飯三杯はいけますね。嘘です。

正直言うと品揃えはそこそこで、今なら日本のヨドバシ等の量販店やイエサブ等のアナログゲーム取扱店の方がよっぽど種類は多いかなと。ただ、ここの店員は本当にボードゲームが好きで選んで展示・販売してるんだろうなーということが感じられる陳列や品揃えで、地下の雰囲気もあいまって見てるだけで幸せな気持ちになりました。

先ほどのスーパーとは打って変わって重厚なゲームがメインな品揃え。一番見やすいところに「サイズ(SCYTHE)」を鎮座させて、その横の床には「グルームヘイブン(GLOOMHAVEN)」が積まれているあたりが偏見まじりのアメリカっぽさを感じます。
箱を見る限りでは、全体的にファンタジーやSF感のあるゲームで冒険や戦いがメインになりそうなものが多いのも印象。でも中には日本でデザインされたITTENの「トーキョーハイウェイ」やグランディングの「街コロ」がレガシー化された「街コロ レガシー」(日本未発売、日本語版はアークライトから発売予定)も置いてあります。他にもありましたが、日本発のボードゲームが海外でも受け入れられていると思うと嬉しくもありますね。

それとTRPGのコーナーも。日本で大人気の「クトゥルフ神話TRPG」もありますが、やはりアメリカでは「D&D」が一番多くの面積を使ってました。

もう興奮冷めずに勢いで色々買ってしまいそうになりますが……当然中身は英語のコンポーネントに英語の説明書のみ。ルールが複雑なゲームやカードに多くの文章が書かれたゲームはプレイが難しいのが実際。そこで言語依存度が低そうなゲームで日本未発売のものを探します。それに、すでにスーパーで買ったのも含めて持ち帰らなければいけないことを考えると、あまり大きなものは買えません。

ということで吟味の末に厳選して買ったものがこちら!

これでも厳選したんですよ?

剣を作る「Swordcrafters(ソードクラフターズ)」、学園の卒業のためにダンジョンを駆ける「Dungeon Academy(ダンジョンアカデミー)」、魔法とダイスで塔を建てる「The Towers of Arkhanos」、小動物が街を作る「Everdell(エバーデール)」とその拡張「Everdell: Pearlbrook」。そしてTRPGの「りゅうたま」英語版です。「りゅうたま」は好きなシステムなので置いてあるのが嬉しくてつい買ってしまいました。

特にEverdellは店内にコンポーネントの展示もしてあって、ほぼ一目惚れで購入。店員さんからも「これはいいよ!」と強くオススメされました。後で知りましたが来年の1月頃に日本語版も発売予定だそうです。まだ遊んでないですが、楽しそうなのでぜひチェックしてみてくださいね。箱を開封した紹介も別の記事で。

※2019年12月1日追記:ボードゲームの開封紹介記事を投稿しました! ぜひご覧ください。

※2019年11月22日追記:Everdellを遊んだ紹介を一足先に公開しました。下の記事でぜひご覧ください。

そんなこんなで帰国の日。荷物をまとめて……といったところで恐れていた事態が。ボードゲームが持ってきたキャリーケースに入りません。

……いやまあわかってましたけどね。最初にスーパーで買った時点で入りきらないだろうなという予想はしてましたし、そこに追加で上のボードゲームを買っちゃいましたし。
ということで再び巨大スーパーに立ち寄って、事前にチェックしてあったキャリーバッグを購入。駐車場でそれにボードゲームを詰めていきます。持ってきたものより大きなキャリーバッグなのに、ボードゲーム(とマンガ)だけでかなりギリギリ。入れ方を考えながら何度か入れ直して、なんとか購入品をまとめることができました。勢いでもう一箱買ってたら入りきらなかったな……危なかった。

左側のキャリーバッグが現地で買った物。大きい。

そんなこんなで日本へ無事に帰国。——あ、もちろん仕事はしっかりこなしましたよ。遊んでただけではないのです。

こうして初めてのアメリカ出張は大満足で終わりました。みなさんもアナーバーにお越しの際はぜひ「VAULT OF MIDNIGHT」へ行ってみてくださいね!

最後は任天堂キャラに出迎えられ、無事に帰国です

……ちなみに日本に帰ってきて翌日に車を運転したところ、右折しようとしてワイパーを動かしました。数日はアメリカぼけが抜けない私でした。

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